-以下PR TIMESより-

バイオジェン・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、社長:アジェイ スレイク、以下バイオジェン・ジャパン)は、脊髄性筋萎縮症(Spinal Muscular Atrophy/以下、SMA)とともに生きる方々のスポーツ体験の応援、およびSMAの疾患啓発を目的として、対戦アクションパズルゲーム「ぷよぷよeスポーツ」を使用したeSPORTS大会「SMA eスポーツチャレンジカップ」を実施致しました。


イベントは2部制で実施され、第1部では国立病院機構 北海道医療センター 神経筋/成育センター 診療部長の石川悠加先生によるSMAに関する講演と、国立病院機構 北海道医療センター 作業療法士 田中栄一先生、AGLGamers SMA当事者である吉成健太朗さんを交えた「SMAとeスポーツ」をテーマとしたパネルディスカッションを実施しました。講演では、SMAの疾患・症状、今日ではSMAは治療できる疾患になってきていることなどについてお話いただきました。パネルディスカッションでは、障がいのある方々や医療の現場におけるeスポーツの役割などについてお話しいただきました。第2部ではタレントの倉持由香さんをゲストに迎えたエキシビションマッチを皮切りに、eスポーツ大会を実施。事前に練習を重ねた大会参加者同士の試合は白熱し、大会アンバサダーの倉持さんも「誰でも手軽に楽しめるのが、eスポーツの魅力。普段難しそうだと諦めてしまっている人にも、今日の参加者の皆さんの勇姿を見て、ぜひ体験してみてほしい」とコメントしていました。

バイオジェン・ジャパンは、本イベントを通してSMAとともに生きる方々にスポーツ体験の機会を持っていただき、夢や成し遂げたいことに向かって諦めずに努力できるよう応援するとともに、SMAという疾患に対してひとりでも多くの方に理解を深めていただき、より良い社会環境づくりに貢献していきたいと考えております。今後も、SMAとともに生きる方々が社会と関わっていくことをサポートする企画を展開していきます。

■治療できる疾患になってきているSMA(脊髄性筋萎縮症)
SMAの現状、治療に関する情報を伝える講演を実施


運動のために使用する筋肉をコントロールする神経に影響が及ぶ遺伝性の神経筋疾患であるSMA。イベントの第1部では、石川先生よりSMAに関する講演を実施いただきました。一般に知られていないSMAの症状・疾患や、同様の症状をもつ別の疾患と誤診されていることもあるといった現状、今日ではSMAは治療できる疾患になってきていることなど、SMAを取り巻く現状についてお話いただきました。

■障がいのある方々や医療の現場におけるeスポーツの役割とは
SMA当事者の方を交えたパネルディスカッションを実施


続いて、田中先生、吉成さんを迎えたパネルディスカッションを実施致しました。田中先生は障がいのある方々や医療の現場におけるeスポーツの役割について「障がいの程度に合わせてデバイスを調整することで、自分にもゲームができると発見につながり、ゲームをきっかけに仲間が増え、一緒に楽しめる活動になる。」とコメントし、吉成さんは本大会へ参加した理由・感想について「障がいがあっても、eスポーツでは関係なくフラットにコミュニケーションをとることができる。今回も自分と同じ状況の方々と交流できるのが嬉しい」とコメントしました。

■エキシビションマッチにはタレントの倉持由香さんが登場!
参加者の華麗なゲームプレイに驚く瞬間も


第2部では、「ぷよぷよeスポーツ」を使用したeスポーツ大会を実施。本戦開始前には、大会発起人でもある吉成さんとタレントの倉持由香さんによるエキシビションマッチが開催されました。お互いにeスポーツプレイヤーとしても活動している両者の試合は非常に白熱し、吉成さんのスピード感溢れるプレイや、連鎖のテクニックに倉持さんが思わず「頑張って練習したけど、吉成さんの操作スピードが速すぎて追いつけなかった!」と驚く瞬間もあり、続いて行われる本戦を控えて、参加者の皆様も盛り上がっていました。

■NTT東日本eスポーツチーム、「TERAHORNS(テラホーンズ)」様ご協力のもと
事前練習を重ねた参加者が、本戦で白熱の試合を披露!


エキシビションマッチ後、大会はいよいよ本戦へ。NTT東日本eスポーツチーム「TERAHORNS」様、デバイスメーカー「テクノツール」様サポートのもと実施された本大会。当日までの事前練習を通じて努力を重ねた参加者さんは、本戦で全力のゲームプレイを披露。お互いの実力が拮抗する名試合が続き、大会は非常に盛り上がりました。見事優勝した吉成さんは、「1試合目で7連鎖を決められて焦ってしまったが、負けずに最後大きな連鎖を決めることができて良かった」とコメントしました。

■SMAについて


SMAは、運動のために使用する筋肉をコントロールする神経に影響が及ぶ遺伝性の神経筋疾患で、日本では指定難病の一つです。症状が出現する年齢と臨床経過により大きく4タイプに分類され、重症度や症状も患者さんによって異なります。中でも、生後6カ月までに発症するI型、7カ月から1歳半までに発症するII型は重度で進行が早く、未治療ではやがて人工呼吸器が必要になることもあります。一方、青年期後期/成人期に発症する患者さんでは、主な症状として、下肢近位部の筋力が低下するため、起き上がる、走る、階段の昇り降りが徐々にできなくなります。

また、筋の萎縮(筋肉細胞の減少による筋肉量の低下)や手指のふるえ、筋肉のひきつりや痛みなども症状に挙げられ、日常生活での支障を伴います。また、SMA患者さんによっては、感染症にかかると感染症状の長期化やSMAの症状進行のリスクを伴うこともあります。

■TOGETHER IN SMAについて
TOGETHER IN SMAは、SMAの疾患啓発を目的としたウェブサイトです。バイオジェンでは、SMAの方々とそのケアチームのサポートに尽力しており、TOGETHER IN SMAを通して、さまざまな教材や支援材料を提供することで、SMAに取り組む人々を応援したいと願っています。サイト内では、ひとりでも多くの方々にSMAとともに生きる方々が抱える課題やSMAという疾患に対する理解を深めていただくために、アニメ「ザックのたのしい一日」や、ドラマ「Bon Voyage-SMAの勇者ここに誕生-」など、ビジュアルや映像コンテンツなどわかりやすいコンテンツを制作しているほか、医療従事者からの意見とご家族、介護の方からの要望も踏まえながらSMAに関する最新の情報をお届けしております。
https://www.togetherinsma.jp/

■バイオジェンについて
神経科学領域のパイオニアであるバイオジェンは、最先端の医学と科学を通じて、重篤な神経学的疾患、神経変性疾患の革新的な治療法の発見および開発を行い、その成果を世界中の患者さんに提供しています。1978年にチャールズ・ワイスマン、ハインツ・シェイラー、ケネス・マレー、ノーベル賞受賞者であるウォルター・ギルバートとフィリップ・シャープにより設立されたバイオジェンは、世界で歴史のあるバイオテクノロジー企業であり、多発性硬化症の領域をリードする製品ポートフォリオを持ち、脊髄性筋萎縮症の最初の治療薬を製品化いたしました。また、多発性硬化症および神経免疫疾患、アルツハイマー病および認知症、神経筋障害、運動障害、眼疾患、免疫疾患、神経認知障害、急性神経疾患および疼痛といった神経領域の研究においても最先端の活動を展開しています。バイオジェンは生物製剤の高い技術力を活かし、高品質のバイオシミラーの製品化にも注力しています。

バイオジェン・ジャパンは、米国バイオジェンの日本法人です。世界で最も歴史のある独立系バイオテクノロジー企業の日本法人として、日本では2000年より事業を展開しています。「神経科学の不可能を、可能に。」をビジョンに掲げ、日本の患者さんにも革新的な医薬品やより良い治療環境を提供すべく活動を展開しています。

提供 -PR TIMES