「e-create EXP session 1【学生限定】

eスポーツ大会/イベント運営 体験会イベントレビュー

 

株式会社ユウクリと株式会社LeGAMEがタッグを組み開催した「eスポーツ大会のイベント運営体験会」が8月26日に開催!当メディアでは、イベント体験会の様子をご紹介致します。
昨今、eスポーツプレイヤーが注目されがちですが、今回のイベントでは学生を対象に少しでもイベント運営、イベント配信に触れる機会をつくり興味を持ってもらいたいという趣旨で開催されました。

イベント情報

今回のイベントは「eスポーツ大会/イベント運営に興味のある高校生以上の方」50名を対象に運営未経験者でも半日で(企画、ゲームスイッチャー、オブザーバー、照明)操作体験ができる内容。

なんといっても最新鋭の機材が揃っているe-Create Spaceでの、業界で活躍されている方に直接教えてもらえるのも特徴でした。

▼e-Create Spaceに関しては、過去記事をご参照ください。

開催場所:e-Create Space(東京都渋谷区笹塚1-55-7 マルエスファーストビル8階)

イベント内容

今回は、高校生以上50名を対象にイベントの企画がされており、「企画、ゲームスイッチャー、オブサーバー、照明」の4ポジションに分かれてそれぞれ講義がされました。参加者がポジションをローテーションして体験できるようにスケジュールが組まれていました。

タイムスケジュール

12:30~13:30 全体挨拶・説明会

13:30~14:00 体験①

14:05~14:35 体験②

14:35~15:00 小休憩(30分間、休憩スペース使用)

15:00~15:30 体験③

15:05~15:35 体験④

15:40~16:10 体験⑤

16:15~16:30 締めの挨拶 / 体験会終了

全体企画

イベント全体を成功させるための企画をする為には、eスポーツの市場規模の理解やスポンサーの協力を必要とするかなど様々な検討が必要になります。企画をする上で、ビジネスモデルの構造やフォーカスするターゲット層などの基礎知識の講談、質疑応答の場が設けられており参加者からの質問に講師が受け答えをしていました。

ゲームスイッチャー

画面を切り替える装置「スイッチャー」は映像を切り替える際に使用します。

実際にeスポーツイベントやライブ配信などをする際に複数人のプレイヤー画面を切り替えたりする必要があります。最近では、オンライン開催のセミナーが増えたこともあり、「スイッチャー」の操作技術の需要が増えています。

イベントでは、「スイッチャー」の基本操作を実際に体験しながら学んでいました。
参加者からの質問にも直ぐ答えて貰える環境は体験会ならではなので、参加意義のある場となっていました。

オブザーバー

ゲームタイトルによってオブザーバーの役割も変わります。
基本的には神視点としてゲーム内で映像をピックアップしたり、スイッチャーへ切り替への支持をしたりすることが多い役割です。ゲームの知識量も必要となるので実際にゲームをプレイしたりする必要もあります。

照明

イベントを盛り上げ、演出において照明は重要な役割を示しています。

e-Create Spaceではプリセット化ムービングライトを使用しているので50以上ある標準プリセット化されたシーンで、多様な照明演出を実現できます。しかも、PC1つで操作が可能なので人員が多くなくても対応が出来るのも特徴の一つです。

イベントでは、ムービングライなどの照明設備の使い方から設定方法などを体験していました。

イベントアンケート

 

参加者は、専門学校生53.1%、社会人25%、大学生18.5%、高校生3.4%の割合で専門学校生が一番多く、今回のイベントを通して、eスポーツを「仕事」にする事への興味を聞いてみたところ、eスポーツ関連の仕事に就きたいと考えている人が62.5%、趣味として楽しみたい人が15.6%分と仕事としてeスポーツに関わりたいとの希望をしている若者が多数を占めている。

その中で、一番興味があるポジションをアンケートしたところ、プレイヤーとしてのプロゲーマーは9.4%に対して、eスポーツイベントのプロデューサーが56.3%で一番関心が高く、スイッチャー43.8%、オブザーバー37.5%、照明15.6%との結果になりました。

今回の体験会を通して、参加者が次回に期待する内容にも反響がありました。
実際のアンケートから一部抜粋して、参加者の声をご紹介!!

・もっと詳しく専門的に学びたい。

・具体的な企画に関するイベントを開いてほしい。

・今回はそれぞれのポジションを体験しながらでしたが、実際の流れ同様にポジションが連携をする部分の体験もしてみたい。

・今回はなかったのですが、音響ポジションについても知りたい。

・体験会は、学生を対象にしているのが多いのですが、今回の高校生以上対象と間口を広かったので参加が出来ました。

etc…

株式会社ユウクリ 会社概要

・代表取締役社長:武藤 覚
・本社:東京都渋谷区笹塚1-55-7 マルエスファーストビル 7F
・設立:1984年
・事業内容:
デザイナー・クリエイター専門の人材エージェンシー
採用支援(人材紹介・新卒紹介)
業務支援(人材派遣・業務委託)
スポット支援(1日単位のスポット派遣「クリプラス」、短期業務委託)
eスポーツイベント支援
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株式会社LeGAME 会社概要

・代表取締役社長:向 雄大
・本社:埼玉県川口市南鳩ケ谷4-3-14
・設立:2009年
・事業内容:
eスポーツチーム運営
eスポーツ関連大会やイベント運営
各種マネジメント事業
不動産管理業
株式会社LeGAME HPはこちら

今後の展開について

株式会社ユウクリの企画担当者にお話をお伺い出来ました。
次回は、今回のアンケートでの要望をもとに、個別パートの深掘りや実践形式などを企画されているそうです。
今後のイベント情報など、詳しくはe-CreateSpaceの公式Twitterにて告知がされるようなので是非、チェックして欲しいとの事です。@e_Create_Space(https://twitter.com/e_Create_Space

イベントを通して

eスポーツクリエイターの活躍の場を創造している背景には、国内大会や地方自治体、TVでのeスポーツプレイヤーに注目した番組などのメディア露出が増えてはいますが、イベント運営などに特化したクリエイターはまだまだ発展していく必要があります。プレイヤーのセカンドステージとしての活躍の場など今後のeスポーツ業界発展に必要不可欠な取り組みとしての視野を入れたイベント内容でした。

イベントを通して、学生が熱意、興味を持って真剣に講師の解説に耳を傾けていました。
今回のイベントの目的として体験をして貰う趣旨が強かったので講義も勿論ですが、実際にゲームを学生たちがプレイする場面もありました。ゲーム好きの参加者が多く楽しみながらイベントに参加していたので、eスポーツが一つのコミュニケーションツールとして活用できる面を改めて実感できました。

今回のイベントで企画の段階から、配信や施設運営、イベント運営の部分まで幅広く体験できたのが、参加者も新鮮な経験になったのではないでしょうか。アンケート結果から次回開催への参加希望の声が多いことで、第2回イベント体験会の開催を待ち望むばかりです。

今後、eスポーツが日本でもビジネスとして浸透して、一つのエンターテイメントサービスとしてより楽しめるようになるために、今回のイベントのように企業の取り組みを情報配信して応援していきたいと思います。